x10studio QNAP NAS導入によりCG制作と試⾏錯誤のサイクルが加速。結果、クオリティの向上へと繋がりました

x10studio QNAP NAS導入によりCG制作と試⾏錯誤のサイクルが加速。結果、クオリティの向上へと繋がりました

“我々クリエイターにとって、余計なことに気を取られず、安心して制作に集中できる環境の有無は、制作物のクオリティに直結します。今ではQNAPのNASが安定した環境と精神的な余裕を与えてくれる心強い存在となっています。“

- x10studio 代表取締役 松本篤史


利用アプリケーション


背景

x10studioは2012年に、⼤⼿ポストプロダクションで経験を積んだスタッフが中心となり設⽴された京都の映像制作会社です。ハイクオリティなCG制作や実写合成、⾼度なVFX技術に定評があり、CMや企業VP、ゲームシネマティクス、VRコンテンツなどを制作しています。


以前の課題

x10studioの設立メンバーにはシステムエンジニアがおらず、スタッフのIT専門知識も乏しいという課題がありました。創業者の松本篤史氏が以前所属していたスタジオでは、ショップメイドの⼩型のNASを複数台、⽤途別に運⽤していましたが(CGショットデータ⽤、シミュレーションデータ⽤など)、この運用方法ではシステムエンジニアが変わる際の設定の引き継ぎがうまくいかず、また、NASがショップメイドの独⾃の仕様だったこともあり、参照できるノウハウが少ないという問題がありました。バックアップが取れていないことに気づかず運⽤し、プロジェクト後半でデータの半分以上が消失する苦い経験も。x10studioではこのような障害に悩まされることなく、またデータ量やスタッフが増えても問題のない拡張性の高いストレージが求められていました。


ソリューション

 

導⼊・設定の「容易さ」、容量・速度などの「性能」、価格、HDD構成の柔軟性を総合的に考慮しTS-1279U-RPを選びました。その後、スタッフやデータ量の増加に合わせてTS-253 ProとTVS-1672XU-RPを導入。現在は2つの10GbEカードでネットワークを拡張し、10GbEのハブに接続しています。


結果

QNAPのNASを導入したことにより、x10studioはデータの管理や安全性の問題に悩まされることなく本業に取り組むことができています。

ファイル同期アプリの「Qsync」を使うことで、⾃宅とスタジオ、スタッフ間でデータを同期できるようになり、リモート環境でも作業効率が落ちることはありません。

外部スタッフに作業ノウハウを伝える際には、操作画⾯をビデオキャプチャーしてリンクを共有。この方法は、秘匿性の⾼いプロジェクトでクラウドサービスに動画をアップ出来ない時に重宝しています。

また、QNAPのNASにはスナップショット機能が搭載されているので、万が一データを誤って消去してしまった際にもすぐにデータを復元できます。作業が遅れる心配はありません。

スタジオを設⽴した頃は仕事量の見通しがなく何ベイのNASを導入すべきか悩みましたが、QNAPのNASは簡単に容量の拡張ができることを知り、12ベイのNASに最低限のドライブ数で運用を始めました。ビジネスの黎明期に初期投資額を抑えることができたのは嬉しいです。

NASの導入や設定はスタッフ一人で⾏えました。以前、製作中にシミュレーションのデータが想定より重くなった際、サーバー容量の圧迫とレンダリング速度の負担を考慮し急遽追加のNASを導⼊しましたが、設置と設定がスムーズなのでCG制作の⼿を⽌めることなく対応できました。

 

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AUXOUT TVS-h1288X上にDaVinci Resolve データベースを構築し、複数人での作業環境を実現。ストレージ容量は1.5倍に、かかった費用は5分の1だけ。
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