三栄ハイテックス株式会社は創立より、LSI設計を専門的に扱う会社として40年もの成長を遂げてきました。同社は、アナログおよびデジタル回路設計と同様、レイアウトおよび検証を含む、LSI設計のあらゆるプロセスに対応できる数少ない企業です。また、三栄ハイテックス社は、埋め込みソフトウェアやミドルウェア開発テクノロジーも蓄積しています。さらに、同社は、IoTソリューションを含むデバイスとソフトウェアを統合するシステムを開発しています。三栄ハイテックス社は300人以上の社員を抱えています。その90%は技術エキスパートで、日本最大の半導体設計サービス企業のひとつです。
IoTインフラストラクチャを導入するには、エッジデバイスが送信するさまざまなタイプのセンサーデータを蓄積して可視化するために、クラウドやサーバー上にプラットフォームを構築しなければなりません。ただし、製造業では、セキュリティ上の理由から、クラウドベースのIoTプラットフォームを使えない場合もあります。さらに、クラウド上にIoTプラットフォームを構築する場合、そのコストは、データ伝送量と保存容量に比例します。
一方、サーバー上にプラットフォームを構築するには、時間のかかるセットアップやその他の工数が必要となります。三栄ハイテックス社は、最小限のエンジニアリング時間とより高度なコスト効率で使うことのできるソリューションを求めていました。
三栄ハイテックス社は数年にわたりQNAPテクノロジーパートナーであるため、QNAP NASシリーズとそのQIoT ContainerでオンプレミスのIoTプラットフォームを構築することにしました。QNAP NASラインアップは、ほぼすべてのビジネス規模向けのモデルを構成しています。また、これらすべては、統合ユーザーインターフェイスを搭載し、QNAPが開発した同じQTSオペレーティングシステムを使用しています。また、QIoT Containerでは、同じプラットフォームに対して、個別にコンテナー化されたパッケージでIoTサービス導入を容易にし、簡素化されたソフトウェア開発や、システム間のサービス移行を容易にしています。
三栄ハイテックス社はQIoT Containerを使用して、規模や実際のハードウェアアーキテクチャに関係なく、すべてのQNAP NASに互換性のあるソリューションを生み出しました。また、開発用のWeb GUIも、マウスの数クリックで簡単に運用できます。これにより、より少ない開発コストと時間で、顧客が求めるものを提供できるようになりました。QNAP NASシリーズが提供するオンプレミスのIoTインフラストラクチャにより、クラウドの制約なしで、柔軟性と敏捷性を実現することができるようになりました。
三栄ハイテックス社は、IoTシステムで収集したデータから学習するAIプラとフォームを作成するために、QIoT ContainerとQuAI、QNAPのAI開発ツールキットを組み合わせています。三栄ハイテックス社は、QNAP IoTソリューションが開発を簡素化し、開発/運営コストの主導権を握ることのできる仕組みに大変驚いています。
※2024年7月1日追記
現在QuAI、QNAPのAI開発ツールキットはQTS最新版では対応しておりません。